開通まであと3年
記録的な猛暑が続く今年の8月ですが、7日の午後から国道289号「八十里越」を視察いたしました。
今年は新しい新潟2区の自民党支部長になられた細田健一代議士にもお声がけし、小林一大参議院議員の3名で現在の進捗状況の確認と、開通を見据えた観光やまちづくりについてを考察する機会としました。
【5号橋梁(床板上)にて】
【5号橋梁を支える3本の橋脚/写真はP2橋脚】
5号橋梁は全長337m、五十嵐川の谷底からの高さが115mという、完成すれば「国道289号八十里越」で最も長く、新潟県で最も高い橋となります。全国的に見てもトップクラスの高い橋です。またP2橋脚は高さが81mあり、新潟県で最も高い橋脚です。これは建物の25階くらいの高さです。
【2号トンネルとB橋梁の橋脚】
「酷道」とも言われる現在の国道289号は「工事用道路」として使われておりますが、最大積載量4トン以下の貨物自動車しか通れないところが多く、そのため大型重機が運び込めず作業効率に制約があるなど、工事期間が長くなるのも現地に行くと納得します。しかも積雪は6m近くに達する豪雪地帯であるため、作業ができるのは5月~11月までの7ヵ月という短い期間であり、高品質に仕上げるには予定通りの工程で施工する必要があり、作業に従事する建設会社の皆さんの技術と工夫、地道な努力の成果であると実感します。
【八十里越旧街道の入口を示す標石/福島県只見町にて】
国道289号は2026年開通予定です。
「八十里越」が開通した場合、三条・只見間の所要時間は、磐越道を使用した場合の157分から約半分の79分に短縮。加えて、冬期には通行不能となる国道252号の問題も解消されることから、観光や経済効果だけでなく、県央基幹病院(新潟県三条市)の開業と合わせて地域医療への貢献も大きく期待されています。 【タイムカプセル埋設の標杭/福島県只見町にて】
タイムカプセルを埋めた子ども達が八十里越をドライブできる時がもうすぐそこまで来ている!